アンガーマネジメント

1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。
怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。

また、一般的な人間関係のカウンセリング、夫婦(カップル)セラピーなどにもアンガーマネジメントが取り入れられています。更に、アメリカでは司法分野にもアンガーマネジメントが導入されており、DV、傷害、危険運転といった軽犯罪を犯した場合、裁判所からアンガーマネジメントを受講するよう裁判所命令が出ることがよくあります。


どのような分野で活用されていますか?


企業研修、医療福祉、青少年教育、人間関係のカウンセリング、アスリートのメンタルトレーニングなどの分野で幅広くアンガーマネジメントは活用されています。その中でも企業研修の需要は高く、多くの企業でアンガーマネジメント研修が導入されています。主に導入されているテーマは、管理職研修、コミュニケーション研修、パワハラ研修、メンタルヘルス研修です。


パワーハラスメント防止対策として国も注目


2017年4月、厚生労働省は、職場のパワーハラスメント防止対策を強化するための方策の検討を行うため、有識者や労使関係者からなる「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」を発表しました。

「職場のパワーハラスメント防止対策」は、働く方々が健康で意欲を持って働く上で重要な課題であり、アンガーマネジメントがハラスメント防止対策として、多くの職場に導入されています。


アンガーマネジメント企業研修の目的


コロナ禍で私たちの生活は大きく変わりました。そして企業を取り巻く環境変化も激しさを増すなか、経営理念を実現する人材マネジメントをどのように実践していけばいいのか?

慣れないテレワークや、家族の働き方や就学スタイルの変化により、パフォーマンスを発揮し続けて働く大変さはだれもが感じています。

感情で、行動は大きく変わり、またそれは他人に対しても大きな影響を与えます。

感情コントロールがうまくできなければ、組織内で不要な軋轢、衝突を引き起こし、大きく生産性を下げます。


リーダーや経営者


パワハラ防止法の施行や、ジェンダーへの取り組みにより、表現の難しさやから上手く叱れない等、怒りの感情に関わる問題が存在します。


従業員


従業員が「働きがいがある」と感じながら、健康的なパフォーマンスを発揮し続けるためには?



講座一覧

アンガーマネジメント研修には色々な講座があります。
〇入門講座
 アンガーマネジメントの基本を学ぶ
〇トレーニング講座
 怒りの感情の21日間のトレーニングを学ぶ
〇叱り方講座
 上手に叱るために
〇ハラスメント講座
 ハラスメントにならないためチームワークの取れた組織つくりを目指す
〇アンガーマネジメント診断講座
 アンガーマネジメント診断により怒りのタイプ傾向を知り、自己の生活によりよく活用する
〇アンガーマネジメントコンサルティング
 アンガーマネジメントコンサルティングでは、自分自身の感情に向き合い、仕事と家庭の間で、感情的な意味においてバランスを保てるようになり、より良い人生を歩めるようになることを目的とします。